第1回:3番診察室にポツン!と現れた「神経内科」という謎の部屋はなんですか?
掲載日:2026.06.23
ホームページをご覧の皆様、はじめまして。
5月1日より、3番診察室で「神経内科外来」を開設いたしました、医師の及川 欧(おいかわ おう)と申します。「ヨーロッパの“欧(おう)”」と覚えていただければ幸いです。
外来開始から1か月半。現在の診察室の状況を、包み隠さずお伝えしましょう。
――めちゃくちゃ静かです。まさに、ポツン!
隣の診察室から「先生、ここ痛くてねぇ」「セ~ンセッ!あの薬出してもらってから絶好チョーですわ!」という活気ある声が響く中、私は静かに皆様をお待ちしております。
(※サボっているわけではありません。皆様がいつでもかかれる状態で待機しているのです!)
■ 「神経内科」って、一体なにを診るところ?
よく間違えられますが、メンタルを診る「精神科」「神経科」とは違います。最近は「脳神経内科」とも呼ばれますが、どちらにせよピンときませんよね?!
私たちは、脳・脊髄・末梢神経・筋肉という「身体を動かすための電気配線システム(ハードウェア)」のトラブルを専門に診る科です。
当院メインの「整形外科」との違いを、お馴染みの症状で比較してみましょう。
| 症 状 | 整形外科の領分(骨・関節) | 神経内科の領分(配線トラブル) |
|---|---|---|
| 肩こり・首の痛み | 「ストレートネックですね」 | 「脳の指令ミス(バグ)で筋肉が硬直しているかも?」 |
| 手がしびれる | 「首の骨が神経を圧迫しています」 | 「脳や神経から異常信号が出ているのかも?」 |
同じ「しびれ」や「こり」でも、原因が「建物の柱(骨)」なのか、「壁の中の電気配線(神経)」なのかで、行くべき科は変わります。なかなか治らない症状、実は「配線」のせいかもしれません。
■ 今回から始まる「神経内科のトリセツ」
これから時々、教科書には載っていない「ウイットに富んだ神経内科の活用法」をお届けします。
- 「ただの痛み」と「ヤバい痛み」の見分け方
- 「年のせい」で片付けられがちな脳の変性疾患の話
- 専門的な「筋疾患」のリアル
- 物忘れ、ってほどじゃないんだけど・・・
私自身、リハビリテーション科、心療内科、東洋医学(漢方)の資格もあります。
「もしかして、おう先生の出番?」と思った方。今ならまだ、貸切状態でじっくりお話をお聞きできます(笑)。
これから、どうぞよろしくお願いいたします!



